占い師は人を支える仕事
占い師は人の悩みを解決するだけでなく、人を支えて背中を押す仕事でもあると思っています。
以前、私のもとにタレントになりたいという女の子が相談にきました。タレントとして芸能界で仕事をしてみたいけど、両親にも友人にも反対されて、自分は向いていないんじゃないかと不安になってしまったそうです。
その方の性格や仕事、将来に関してなど占ってみたところ、芸能分野は彼女に向いているという結果が出て、きちんと成果が実るという結果だったので、タレントを目指して頑張る価値はある、自分から行動すればきちんと結果は出るということをお伝えしました。すると女の子はハッとしたように「わたし、なりたいとは思ってたけど何もしてこなかったかも…」と呟きました。なので私はご両親たちを納得させるためにもまずは自分で行動して結果を出してみるといいというアドバイスをしました。
それから女の子は占いをしには来ていませんが、先日テレビで若手タレントの一人として女の子が頑張っている様子が少しだけ映りました。それを見て私も自分のことのように嬉しくなりました。
占い師に大切なこと
私は対面鑑定を仕事として行っていますが、本当にいろいろな人が訪れます。大体は悩み事の相談で、複雑な恋愛の悩みや、仕事の悩みを相談されます。たまに占い師として占うのがタブーとされていることを聞いてくる方がいますが、そういう時はやんわりお断りしています。それで怒られてしまうこともありますが、そういう時はスタッフが間に入ってくれるので私たちも安心して働けます。
先日は保育士を目指している女性が来店されました。保育士の試験でピアノを弾かなければならないけど、楽器演奏が苦手で合格できるか不安というお悩みでした。保育士ですから試験だけパスすればいいというものでもないでしょう。きっと仕事の中でもピアノを演奏する機会が度々あるはずです。なので合格だけを考えて行動するのではなく、先の実勤務まで考えて占うことにしました。ただ、合否に関しては占えないので、『合格するためにどうしたらいいか』という形ではなく、『どうしたらピアノが上達するか』という視点で占わせてもらうことにしました。
その結果、相談者の方は『なりたいという意思だけで行動は伴っていない』という結果がでました。そこで私は『一日5分でもいいから自主的にピアノに触る時間を作ること』とアドバイスをしました。
その後彼女がどうなったのかは知りませんが、きっと満足の行く結果になったと信じています。占い師に大切なのは相手の意思を汲み取って行動を変えていけるようなアドバイスをすることだと思います。